この作品は、、、どストライクでした!!
最強の殺人者であり超恐妻家である主人公の兜が、殺人者と普通のサラリーマンを両立させているという設定の物語。
最強の殺人者を描写する緊迫した場面もありますが、その10倍ぐらい奥さんと息子の3人家族の間のやりとりがほっこりしてて、心には温かいものしかありませんでした。
特に緊迫したやり取りの中に挿入される恐妻家エピソードがもう。
引用
〜途中でスマートフォンにメッセージが届いた。
「よほど怖い連絡?」桃が言った。「怯えた顔をしているけれど」
「妻から、帰りに片栗粉を買ってきてくれないか、と。前に買い忘れた時のことを思い出したんだ。慌ただしいと、うっかりする」〜
けれども兜は本当に奥さんが大好きで、そして家族を大事にしている。
ラストの馴れ初めのシーンは、映像を勝手に創造できるぐらい気に入って、なん度も読み返しました。
別の殺人者シリーズも読んでみたいと思います。
素敵な作品ありがとうございます。