昨日の記事で触れた、村上春樹の作品
「アフターダーク」。これ正直、難解でした。
中編小説なのでボリュームはあっさりしてますが、その分あっちこっちのエピソードが納得の形では回収されません。読んでて、あの話どこいった?となってしまいます。
でもやはり一気に読み終えてしまう、ある意味、村上春樹の文章を力ですね。
この作品は、深夜から未明の23:56〜6:52までの街で起こる出来事です。
ただしアメリカのドラマ「24」のように、それぞれの出来事が繋がって展開していく、、、ような感じでもなく(無関係ではないが)、それぞれの深夜・未明が過ぎていくのです。んー、難解。
個人的にささったのは、夜明け前の早朝の情景の描かれ方です。
夜の帳から輝く朝が混ざった空気の中、深夜に生きる人と朝に動き出す人が混じり合う時間帯。徹夜明けの新宿駅前を思い出します。
徹夜でカラオケとかしてたなあ。(遠い目
ということで、難解だけど素敵な作品でした。