100年ライフの生き方

100歳までピンピン生きてポックリ死ぬ。キャリアコンサルタント&ファイナンシャルプランナーの資格をベースに社会の役に立てるように生きたいです。

長期的な視野が大事という話

ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶さん曰く、

「基礎研究にもっと投資すべきだ」。
 
 
本庶さんがノーベル賞を受賞した対象の研究成果は、1992年に発見したPD1。もう25年以上も昔の成果です。
古き良き時代、研究者を取り巻く環境も緩やかな時間の流れのなかにあり、技術立国を目指していた日本は潤沢に研究に資金を融通していた時代だったからこそ、本庶さんもノーベル賞を受賞できるような成果を見出すことができたのではないかと思ってます。
 
今の時代は、より短期的な成果を求められる時代です。
研究者だけでなく、経営者も、勤め人も、成果主義という名前の元、常にせっつかれています。時間だけでなく、お金もより短期的に成果に結びつくものに投資される傾向があります。
「その投資は、いつ回収できるんだ?」最近ちょっと聞き飽きてるフレーズ。。
 
 
短期的な視野しかないと何が起きるのか。
ノーベル賞の関連でいうと、ネットで嘆かれているように、将来的にはノーベル賞を受賞できるような素晴らしい成果を日本人は残せなくなるのではないかと思います。(余談ですが韓国人がなかなかノーベル賞が受賞できないのは、昔からそういう気質の国だからなのではと思ったりしてます)
 
より優れていると思われるモノに対し、長期的な視野で時間やお金といった資源を投資していくことは、長い目で見れば必ず自分に利するはずです。
(優れているモノを見抜くことが実際は難しいのですが、それこそ時間をかけてしっかりと考えるのです)
 
  • 長期的な視野で優秀な人材が集まるよう会社の福利厚生や教育環境を充実させる。(魅力ある企業は社員を本当に大事にします)
  • ちょっと高いけど優れた商品・サービスを提供してくれる企業を贔屓にする。(これはアップルのことをイメージしてます)
  • 音楽CDやMP3音源を買ったり、サブスクリプション音楽配信サービスを使い、アーティストが安定的に収入を得て、より良い作品を生み出すことに打ち込めるようにする。(同じことが作家さんなどにも言えると思います)
私も質がいいモノを見抜く能力が高いわけではありませんが、しっかりとした事実に基づいた「すべきこと」を選び、時間とお金を投資するようにしてます。
 
食べ物、運動方法、読書、質の高い睡眠、社会の役に立つ行動。
人によっては無駄と思われるかもしれませんが、この考えを常に頭におき行動していると自分が良い方向に変わっているのを自覚します。
 
手っ取り早くコトをすませるような安直な行動をしないようにしたいですね。
「安物買いの銭失い」です。