100年ライフの生き方

100歳までピンピン生きてポックリ死ぬ。キャリアコンサルタント&ファイナンシャルプランナーの資格をベースに社会の役に立てるように生きたいです。

ゴーン高飛び問題を考える

誰にも知られずにレバノンまで移動してしまうと言う離れ技を放ったカルロスゴーン。

 

日産を再生から始まり、ルノー連合のCEOまで上り詰めた彼が様々なお金絡みの疑惑で訴追され、執行猶予がついて大人しくするかと思いきや、まさかの高飛び。

 

一般ピーポーには理解できない行動を理解する上で、この記事は役立ちました。

 

 

diamond.jp

 

「突破力」という点では、今回の行動で十分すぎるほど証明されてますが、私が気になったのは「変化を起こすための「ゆらぎ」を重要視する」という項目。

 

引用

しかし、ゴーン氏はなぜ国内法を破ってまで、日本を脱出する必要があるのでしょうか。そこにはゴールを達成すること以外に、「ゆらぎを起こす」というもう1つの狙いが関係してきます。
 世の中には閉塞感があって、なかなか変化が起きないものですが、グローバル経営者はこの状況を突破するために、「周囲を驚かせて変化につなげる」という手法を好んでとります。
〈中略〉
ゴーン氏も日産のリバイバルプランの際に、「取引先の部品メーカーを半分に減らす!」と宣言することで調達部門に大きなゆらぎを起こし、改革の成功につなげました。
 日本人から見れば、日本の司法制度は強固で変わらないものに見えますが、ゴーン氏はそこに国際世論を注目させるという手法で対抗しようとしました。だからこそのド派手な海外脱出劇だったと考えれば、このやり方は極めてグローバル経営者的な手法だと思えるのです。


引用おわり

 

変化を起こすというか、波風を立たせることは、敵を作るし、人間関係は悪くなるし、一般的には避けたい事柄だと思うのですが、それよりもより大きなゴールを達成するための手段として考えると納得もいきます。


孫正義さんも同じように無茶とも言えるプランをぶち上げて大きな変化を起こしました。ADSLを普及させるためのルーターばらまき等業界に波風を立たせて大きな変化を生み、そして自社の成長に繋げました。

 

波風を立たせる事は勇気がいると思います。ゴーン氏が達成したレベルのことを実行するには相当の覚悟が必要でしょう。

 

その点では、彼はとても尊敬できるレベルだと思います。

 

ただし、私は彼の手法と彼のゴール設定には同意できません。

手法として、文春に掲載されていたこちらの記事からの引用で。

自分に苦言を呈する人間に対しては、徹底的に否定する。ずっとそれをやられているとゴーンの言うとおりにやるのがラクになってしまう。優秀でも意見を言うタイプは自ら辞表を書いて会社を去るか、ゴーンに左遷された。

  

グローバル経営者というのは、皆んなこういう人種なんですかね。だとしたらとても悲しいことです。

bunshun.jp

 

 

そして彼のゴール。

金銭への執着というのは、報道されているのが真実ならば、常人の範囲を超えてると言わざるを得ません。

 

彼のゴールはひたすら蓄財することなのか。

 

あの世にお金は持っていけないですよ。