73回目の終戦記念日を迎えた、この時期に読んでみました。
戦争に赴く若者たちについて?非常にリアリティのある表現で描かれており、経験者?と思ってしまうぐらいです。
読んで感じた言葉は、
「人間死ぬ時は死ぬ」
ということ。
この作品の舞台は、第二次世界大戦中の南方戦線。
傷ついて野戦病院に担ぎ込まれた主人公が、上官、仲間の死に面して感じたことや、そしてついには自分も、、、そんな心の流れが切々と描かれてます。
戦争の戦いの中で敵に立ち向かって死ぬ、
味方の誤射に当たって死ぬ、
疫病で死ぬ、
衰弱して死ぬ。
至る所に死の影は潜んでおり、
戦争が有ろうと無かろうと、
戦争が良いものであろうと悪いものであろうと、
全てを超えたレベルで、誰の身にも死は訪れるものである。
私は長生きしたいので、死を怖れてます。
しかしいずれ死ぬ時が来る。
その時までに自分は何をしておくべきか。