さっき、ちらっと立ち読みしたこの本。
Amazonの財務状況について、CCC=キャッシュコンバージョンサイクルがマイナスという話があって、興味があったのですが、読むとなるほどなぁという話。
通常の製造業などは、お金を払って原材料を購入し、加工してから顧客に販売し、お金を得ます。
小売業の場合は、お金を払って仕入れて、店頭に並べて、それが売れた段階でお金を得られます。
投資した資金が、また手元に戻ってくるまでの期間は、手元から使えるお金がなくなっている状態なわけで、この期間が短い方が良いとされています。
「CCC=売掛債権回転日数+在庫回転日数-仕入債務回転日数」
売掛債権回転日数は、売ってから代金が振り込まれるまでの日数。現金取引なら0日ですが、一般的な企業間の取引だと30日から90日の間ぐらいでしょうかね。
在庫回転日数は、在庫が何日で一回転するかという日数。「必要なものを必要なときに必要なだけ」という言葉はよく聞かれると思いますが、一般的には在庫を減らせば在庫回転は良くなります。ただし極端にすると品切れしたり輸送コストが上がったりするので、効率の良いポイントを抑えることが大事です。
仕入債務回転日数は、買った(仕入た)モノの代金の支払いまでの日数。支払いをなるべく遅くすればその分手元に大きなお金が残るので良いですが、これも相手があっての話なので無理をさせすぎるとビジネスが立ち行かなくなるという面があります。
で、AmazonのCCCがマイナスになるからくりはどうなのか。
ちょっと長くなってきたので、続きはまたあした。