平成になった頃はまだ学生。
その日は、朝起きて、テレビもラジオも聞かず、カーステレオでカセットテープ(!)を流しながら車でバイト先へ出勤。
出勤先の喫茶店で天皇陛下崩御のニュースをはじめて聞き、知らんかったの?と呆れられたのはいい思い出。
「平成」の元号が発表され、自分の持っていた、昭和64年版のポータブル六法全書が時代遅れなものになった事以外は、元号が変わったことについて何の感慨も抱きませんでした。
その後、就職し、転勤を数度行い、嫁さんを見つけて結婚、子供ができて、その子供も社会へ巣立とうとしている。ちょうど30年前の自分のように。
30年前の世の中は、個人向けの携帯電話など無く、仕事するデスクでタバコを吸うことができて、肩パットをいれたお姉さんがそこらじゅうで踊っていて、若者が街に溢れかえり、まだまだ日本は経済成長できるという活気にみなぎっていた時代。
そう考えると「平成」の間に、自分も、家族も、世間も「一巡」したなあと感慨深くかんじます。
次の元号の時代、自分はどうなっていくのか。非常に興味深く見守っていいきたいと思います。