昨日の続き。
osagoto.hatenablog.jp「Think Simple アップルを生み出す熱狂的哲学」 - 100年ライフの生き方
Think Minimal(ミニマルに徹する)より
一つのCMで4〜5個の特徴を伝えたいスティーブ・ジョブズを、1個に絞りたい広告代理店がとったやり取り。
「スティーブ、キャッチしてくれ」と1つの紙の玉を投げ、それをキャッチするスティーブ。
「これがいい広告だ」
「スティーブ、もう1回キャッチしてくれ」と今度は5つの紙の玉を投げ、1つもキャッチできないスティーブ。
「これが悪い広告だよ」
アップルの広告が優れているのは、スティーブ・ジョブスが完璧にシンプルだったからではないんですね。
Think Motion(動かし続ける)より
初期のiPhoneは、「アプリ」をサポートしてなかったが、その後の製品とOSの更新でアプリケーションを追加できるようなり、その魅力は革命的に増したと思います。
iPhoneはその後も毎年なんからのアップデートがくりかえされ、今も続いてます。
Think Iconic(イメージを利用する)より
ボタンがたくさんある従来のスマートフォンに対し、iPhoneは1つのホームボタンで挑み、そして勝ち残ったことはシンプルの勝利と言えるでしょう。
なお著者はそのうちボタンは0になるかも知れないと書いてますが、iPhone Xで、まさにそうなりました。
Think Phrasal(フレーズを決める)より
「iMac」は「Macman」になっていたかもしれないというエピソード。
ステイーブが推していた「Macman」は、ソニーの「Walkman」からインスパイアされたそうですが、もしそのネーミングだったらあそこまで売れなかったでしょうね~。
「iMac」を粘り強く推した広告代理店の人(=著者)の勝利ですね。
もう1つ、「ファイナルカット」というアップルの動画編集のソフトウエアの開発のエピソード。
通常版とプレミアム版の2種類を発売したいと言う開発テームに対しスティーブ・ジョブスは「1つに絞り込む」ように指示を出したという。
このエピソードを読んで思ったのは、今のiPhoneのラインナップ。
「11、11Pro、11ProMax」はスティーブの目にはどう写るのかな...。
また続きます。