昨日「アメリカ万歳」的な映画でしょと書きましたが、観終わった感想としては、
ロマン、家族愛、友情にあふれた、車好き・レース好きに贈る最高の作品でした。
ごめんなさい。
まず最初に
この作品は実際の出来事に基づいた作品。
1960年前半、フェラーリがル・マンを席巻していたころの話。
既に大企業だったフォードが売り上げの回復とイメージアップのためにレースシーンに参入し、フェラーリに挑む事となる。
そこに過去の名レーサーであるキャロル・シェルビーと、レーサーとしてそして技術者として頭角を表していたケン・マイルズが巻き込まれて、勝利を目指すというお話。
映画を観終わってから、Wikipediaで調べたら、
登場人物も、人物相関も、話の筋(経緯から結末まで)が全く一緒でした。
実在した話として、印象に残ったのは、レーサーを冒涜する大企業のエゴってやだねえと言う印象。あの会社的にかなりイメージダウンでは?と思っちゃいました。
映画『フォードvsフェラーリ』TVCM30秒【企業戦争】編 2020年1月10日(金)公開
車好き・レース好きにはたまらない点
まず往年の名車、サーキットがバンバン登場する点がとても胸熱です。
車的な主人公は「Ford GT40」。直線基調の無骨ながらもスポーツカー・レースカーっぽいカッコ良さがあります。あとコースアウトしても壊れない強さがありそう。アメ車らしく。
そしてライバルは「Ferrari 330 P4」。曲線フォルムがセクシーだし、エンジン音は官能的だし、やっぱフェラーリは芸術品だなと思います。
他にもMGやらコブラやらコルベットやら、バンバン登場します。
伝説の登場人物が最高。
キャロル・シェルビーと言えば、名レーサーであり名カーデザイナー。シェルビーがデザインしたACコブラといえばマニア垂涎の名車。マッチョなボディデザインと超強力なエンジンの組み合わせ。一度運転してみたいです。
エンツォ・フェラーリも登場します。
頑固で、プライドが高くて、そして車とレースを愛する偉人。フォードのアイアコッカの買収提案を断る時にメタメタに言うシーンは最高でした。(アイアコッカといえば有名な経営者ですな、そういえば)
ラストの方では敵であるケン・マイルズに対して称賛するシーンがあります。レースに対しひたむきな二人が邂逅シーンはジーンときました。
ケン・マイルズについては名前を知っている程度でした。伝説の名レーサーー程度という知識しかない。テストドライブ中になくなるというのは当時のレーサーとしてありがちな話。この映画でその魅力を認識しました。
(Wikipediaでも日本語版がない→英語版)
他にもマクラーレンレーシングの創始者のブルースマクラーレンも登場。といってもどっちかっていると脇役かな。。
・・・ということで、名シーンなどについても書きたいので、明日に続きます。