国際物流展を見て感じた事について、連続して投稿していますが、
今の日本の物流業界に「世界で戦える高効率の実現」を期待したい、
これが一番伝えたい事です。
日本は他の国にないレベルで高齢化が進んでおり、物流の担い手は益々減っていきます。今の取り組みのままでは持続していくのが難しいと思います。
業界が一致団結して、国、自治体、製造・流通・梱包・運輸に関わる企業と連携し、効率化の仕組みを構築していかないといけない。
今日は、私が考える今取り組むべき事、2つについて書きたいと思います。
梱包の規格化
物流の倉庫に行くと気付くのは、本当に色々なサイズのダンボールがあります。
幅・奥行き・高さが揃ってないと、トラックの中での積載の効率は大きく下がります。
段ボールの形態も色々、強度も色々、持ち手が有ったり無かったり。
過去、海上輸送の効率を高めるために、海上コンテナの規格が統一されました。
これによって港での積み下ろしの効率が格段に効率化されたとのことです。
またトラックでの輸送用にパレットという器具が使われてますし、一部業界では小分け梱包の規格も整理されつつあります。
食品業界での取り組み
↓
https://www.mlit.go.jp/common/001285659.pdf
ただ足並みが揃ってませんし、段ボールの大きさを揃えるようなレベルまでは至ってません。
それ以外に、EC業者が使用する段ボールもバラバラだし、個人が送る荷物も大きさがバラバラ。
結局トラックの荷物室は混乱を極めています。
効率化させるには、段ボールのサイズを規格化し、そのサイズに合わせて製造業者は商品開発をするというレベルまでふみこんだり、個別輸送の荷物のサイズも規格化すると良いのではないでしょうか。
前回紹介した「e-Pallet」の紹介動画に、あった統一サイズのボックスがありましたが、個人間の荷物をこういったリターナブルな容器にするというのもひとつの手かと思います。スマホなどでロックを解除できるスマートロック付きの蓋をつければ実用できると思います。
もう1点考えているのは「輸送のマッチング」。
続きはまた明日書きたいと思います。