先日、QuoraというQ&Aサイトでみかけたのが「超過死亡率」という単語。
説明の引用
そこで、感染症の疫学において最も信頼できる指標と考えられているのが「超過死亡(excess death)」という指標です。
計算方法は「過去の同じ時期の死亡数と比べ、どのぐらい死者数が増えたか?」を調べます。死因は問いません。これにより、ある感染症が広がったことによる直接・間接を含めたトータルでの「社会的インパクト」を計測することが可能になります。
実は、この考え方は新しいものではなく、インフルエンザの流行による影響を計測する手段としてWHOが1970年代から推奨しており、日本でも感染研によってサーベイランスのモデルが導入され、全国と大都市(特別区および政令指定都市)で把握されています。
この「超過死亡」モデルにおいては、感染しても検査はおろか一切の医療サービスを受けることなく回復あるいは死亡したケースも漏れなく考慮することができるため、先進国でなくとも使える指標となっています。
引用終わり
なるほど、単純だけど、新型コロナウィルスによる死亡が過少に申告されてしまっている問題もカバーできるし、よく世間的に言われる「新型コロナウィルスただの風邪」説がどうなのかも裏付けることも出来るのかもしれないなあと、記事を読み込んでみました。
世界的見ると、ヨーロッパやアメリカあたりが軒並み、大幅に超過しており、新型コロナウィルスの影響が大きかったといえます。
日本はと言うと、情報の切り口がすこし違う点と若干のタイムラグがある点で、一概には比較できないみたいですが、
東京では2月末から3月末は超過し、その後低下、それ以外の日本の主要都市は逆に低いと言う結果だそうです。
手洗い励行や外出禁止のお陰で、普通の風邪や肺炎での死亡が減ったことを割引いても、うまく抑え込んでいるということかと思います。
一重に感染症対策にあたっている方々、医療関係者の方々の尽力のおかげですね。
ありがとうございます。
政府はこう言った事実をしっかりと伝えるとともに、気を緩めればヨーロッパやアメリカの二の舞になるリスクがある点を伝えて、きっちりと押さえ込む事がゴールであると伝えていくといいと思います。
以上。
それにしても、今回参考にさせてもらったQuoraというサイトは中々タメになりそうです。