ずっと観たかった映画、献血ルームで3回に分けてやっと観終わりました。笑
1960年代のアメリカが舞台。黒人差別が強く残る時代。
黒人ピアニスト「ドン・シャーリー」
ナイトクラブのコパカバーナ勤務から運転手となった「トニー・リップ」
という二人の実在した人物を題材とした物語です。
あらすじは映画のガイドを見てもらうとして、
ドンシャーリーとトニーリップ、正反対の二人が長旅の中で影響を与え合い、最高の友人となっていくという、心温まるストーリー。
黒人差別の世の中、あえて差別色の強いアメリカ南部の州を巡るドン・シャーリーの強い意志、尊敬しますねえ。
宿泊場所だけでなく、食事やトイレの場さえも差別されているという、そんな境遇に正面から向かい合おうとは普通は思わないものな。。。
そんなドンを支えようと変わっていくトニー・リップの男気。
黒人を嫌っていた彼が、困難に立ち向かうドンへの尊敬の念から変わっていく姿、男気が感じられ、とてもジーンとしました。
さて私が好きなシーンを何個か挙げたいと思います。ネタバレも含むので、まだ観てない人はご注意を。
1.トニーの手紙をドンが添削するシーン
学のないトニーは気の効いた手紙を書いたりできないわけですが、文章の稚拙さ(と誤字の多さ)をみかねたドンが代筆(書くのは一応トニー)してくれます。
この手紙を受け取ったドロレス(トニーの奥さん)はウットリして、友人に見せびらかしたりします。
最後の方ではトニーもコツを掴んでいい文章を書けるようになり、ドンもそれを認めるんですが、その時のドンがちょっと寂しそうなところが印象的でした。
「こいつとの旅も終わってしまうんだな」って感じで。
2.奇跡のステージの後
旅の最終目的地であるアラバマ州バーミンガムで、ステージを蹴ったあとに食事に行ったバーで、ドンは奇跡的なステージをこなします。ご満悦のドンが店をあとにし、車に向かうときにトニーが突然の発砲。
ドンが金持ちと知って襲撃しようとした連中を追いやるための発砲だったわけですが、その時のドンのリアクションが乙女チックで可愛かったです。
「銃もってないって言ったのに」って笑
3.ラストの晩餐
再会を喜ぶ二人、
孤高の存在から脱したドンの笑顔、
そして手紙がドンの文章によるものだと最初から気づいていたドロレス笑。
どれもが温かいものでした。
こういった良映画って
アマゾンプライムとかNetflixでの無料配信ってなかなかされないんですよね〜。
心待ちにしてます。