いや表紙のこの写真の男性、
60年代ぐらいのサイコパスな殺人鬼みたいな恐ろしさを感じるんですが、
そんな彼がアメリカの大統領なんです(だったんです)よね。
トランプ(まだ)大統領の生い立ち、家族の話、性格などについて、
身内から暴露されたのがこの本なわけですが、
失敗を認めない、
自信過剰、
強いものから逃げ、弱いものを痛めつける、
などなど、、、
読めば読むほど、こんな男が大統領についていられたなと目を背けてしまいたくなります。
過剰な記述があるにしても、
アメリカを全ての面において偉大な国にしようとか、世界に貢献しようとか、
大統領としての大きなビジョンが彼にあったとは考えづらい、そんな感想を抱きました。
彼は常に「恐怖」に駆られていたとエピローグで述べられています。
自分の評価が落ちることを恐れ、手を変え品を変えて自分の業績をアピールしてきた彼ですが、年明けを持って彼は全ての権限を失います。
どこまで恐怖から逃れ続けられるのだろうか。。。
独裁者にはいつも悲惨な末路が待っている・・・。
安倍ちゃんは大丈夫かな?