今日はKindleでこちらの本を読みました。
人をガチガチに縛り、管理することで成り立っている職場と言うのは、どこにでもあるもので、コストダウンを絞り出すために、人手は減らされ・同時にやるべきことも増えてます。
食品を生み出す工場(お弁当、食材、調味料なんでも)は品質や衛生面の面で、さらにプラスオンの負荷がかかっており、人手が集まらないと言う事態をあちこちで聞きます。
また同時に、食品工場の不祥事や事故は後を立たず発生しています。
異物混入、原材料の偽装、工場での火災労災、などなど。。。
そういった追い込まれた現場で何が起きているか、そしてどんな解決策があったのかを、パプアニューギニア海産の社長でもある、この本の著者 武藤さんが記しています。
一番印象に残っているは、「人間は争う生き物なので、それを前提とした秩序を作っていかなければいけない」と言う言葉。
これは深い言葉です。
悲惨な戦争を何度やっても、やめられない歴史が証明しています。
私も現場経験があるのでわかるのですが、争いは無くならないんですよね。
火種となっていた人が辞めても、また別な人が火種になる。
非常に厄介な人間という動物を、どう接していくべきなのか、
この本から色々とヒントを得られた気がします。