あまり注目されてませんが、
アメリカの野球に、というか大谷一人に押されて、
本当に日本のプロ野球の存在感は薄くなりましたね。
そんなプロ野球の中でも強いチームと弱いチームがいるわけで、私に地元の中日は残念ながら3年連続最下位という非常に残念な成果に終わりました。
中日が最下位になったのはフロント=経営者による部分も大きいと思っていて、
「弱くても観客動員が多ければ良し」
「客寄せのためには人気のある監督が必要」
と言うことで采配力の低い監督を交代させることができておらず、これが3年連続最下位の大きな要因だったと思ってます。
ただし、中日の観客動員は、2024年度は昨年よりも増えてここ20年では一番の観客の入りでした。経営的は全然失敗していないわけです。
チームは2年連続最下位からの、シーズン中ほぼ最下位のチームだったのにです。
しかし実はこの観客動員は、他球団も昨年度より増加しており、プロ野球を観戦に行く人は増えているということになります。
プロ野球の存在感は薄くなっているのに、高いお金を払って球場に足を運ぶ人が増えている。
これはプロ野球の試合の興行という点での変化が起きているからなのかもしれません。
とある人は言いました。
生き残れるのは、強いものでも、賢いものではない。
変化に適応できる人が生き残れるのだと。
またある人は言います。
環境に対して、自分がどうすれば生き残れるかを考えて行動したものが生き残る。
プロ野球についてもある意味、上記の考えに適応できているとも言えます。
サッカーやバスケなどのプロスポーツが増える環境がある中、
「いかに多くの人を球場に呼び込むか」を目的として、
それを実現できる方法を考え実行し、
「観客動員を増やすことで球団として生き残れる」ような成果を出した。
・・・と言う戦略だったのかもしれないなとも思ったりします。
中日もチームの成績を二の次にして、
人気のある監督が、弱いチーム(打力が低いとずっと言われてきてます)を頑張って勝たせようという、ストーリーを背景を描き、ファンに同情半分・期待半分で応援に来てもらうという、鋭くかつ深い戦略だったとも言えます。(だとしたらすごいけど)
ビジネスマンに置き換えると、どういう感じになるのかな。。。
「家庭や自分の健康も顧みずに激しく業務をこなし、高い成果を上げて出世する人」
「そこそこ仕事をこなして、自分の時間や趣味を大切にして人生を楽しむ人」
人生トータルで見て、どっちがいい人生と思えるか?という感じでしょうか。
個人としては
「自分がやりたいことを実現する目的のために積極的に学び、それを活かす人」
でいたいと思っています。
この戦略は果たして生き残れる個体なのかのかどうか。
どう思いますか?