昨日読んだ「ロケットササキ」と、
昨今何かと話題のJャニーズ事務所について、
ふと思った事。
ロケットササキの中のエピソードで、佐々木正が、松下電器から電卓の開発秘話について講演を頼まれて、シャープ(早川電機)の役員会にはかったところ、ほとんどの役員は、なんでライバルのために塩を送るような事をしてやらなきゃならないんだ!と反対していたが、社長であり創業者の早川氏だけは「気にせずどんどん話してきなさい、隠すことなど無い。そんな事で抜かれるような早川電機では無い」という内容を語ったという話がありました。
確かに過去の話なんて、秘密にしておく必要も無いし、追いついてきても、さらに先を行けばいいだけの話。
シャープはこういったオープンな姿勢で、常に新しい技術、新しい製品分野を開拓し続けてきたことで、自社だけでなく電機電子産業の発展に大きく貢献してきた。
こういった気風を持ったままのシャープだったら、液晶にこだわり過ぎて没落する事は無かったと本で述べられてますが、J事務所のクローズドな組織の体質は、同じような危うさがあるような気がします。
郷ひろみ、たのきん、光源氏、男闘呼組、SMAP、TOKIO、嵐、、。
世の女性を夢中にさせるアイドルを生み出し続ける、そのマーケティング手法はスゴイとは思いますが、クローズドな事務所風土からくる最近の出来事を見てると、そのうち大きな問題を起こして破滅してしまいそうな気がしてます。
事務所やめたら、居なかった事になる。
結婚できるのは功労者のみ。
経営者の意にそぐわない社員も、表舞台から消える。
不祥事はあわよくば揉み消す(?
アイドルを生み出し、そして育てては独立させ、より活躍させる。
そうする事で芸能界をより華やかなしていく。
そんな素敵なことが出来る事務所だと思うんですが、どうなんでしょう。
以上、雑感でした。