平成の30冊にも選ばれていた「火車」読みました。
osagoto.hatenablog.jp平成の30冊 - 100年ライフの生き方
ミステリー小説として非常に読み応えありました。
ミステリーのベストオブベストと呼ばれるのもわかります。
作品の発表の時期が1992年と、バブルがちょうど弾けてしまった時期。
カードの使いすぎで自己破産と言うのが物語のキーのひとつになってます。
登場人物の考え方が今の時代と違う部分が多くありますが、「人間の『欲』に対しての弱さ」は今も昔も同じ。
結局、誰も悪いことをしようとしていたわけではない。最終的に「犯人」とされている人物も暗い過去があり、ただ普通に暮らしたかっただけという、なんともやるせない内容です。
終わり方も良いです。
「そこで終わらせるかぁ〜」と唸りましたね。
映像化は、2回ドラマ化され、韓国版で映画化もされているそうです。
これだけいい作品なら、そう考えるでしょうね〜。
探して観てみたいと思います。