次の一万円札の人、渋沢栄一。
その息子、渋沢秀雄氏による伝記的な作品です。
恥かしながら、お札の話が出るまで渋沢栄一のことは全く知りませんでした。
設立した、もしくは設立に関与した会社は500社以上。
しかも、今も存在する名だたる企業がずらりと。
wikipediaより引用
退官後間もなく、官僚時代に設立を指導していた第一国立銀行(のちの第一銀行ならびに第一勧業銀行、現・みずほ銀行)の頭取に就任し、以後は実業界に身を置く。また、第一国立銀行だけでなく、七十七国立銀行など多くの地方銀行設立を指導した。
第一国立銀行ほか、東京瓦斯、東京海上火災保険(現・東京海上日動火災保険)、王子製紙(現・王子製紙、日本製紙)、田園都市(現・東京急行電鉄)、秩父セメント(現・太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、麒麟麦酒(現・キリンホールディングス)、サッポロビール(現・サッポロホールディングス)、東洋紡績(現・東洋紡)、大日本製糖、明治製糖、澁澤倉庫など、多種多様の会社設立に関わり、その数は500以上といわれている。
引用おわり
ちょっと凄すぎてよく分からないレベル。
まさに今日の経済の基礎の父というのもウソじゃないですね。
- 埼玉県の深谷市の血洗島出身。(母親の実家の岡部のそばだ)
- 倒幕を志しながら、一橋家でのちの徳川慶喜に仕える。
- ヨーロッパから帰り、実業の道を目指すが、大隈重信に説得され大蔵省へ。
- 予算編成のやり方に嫌気がさして、井上馨とともに退官。(大隈重信と大久保利通に逆らって!)
- 第一銀行の設立は始めとして様々な事業を起こし始める。
おそらく政界に残っても活躍はできたと思いますが、自分の能力を民間企業のレベルを上げるために使うと言う強い意志を持った人だったそうです。
また慈善事業や社会貢献にも熱心で、あまり私欲に走るタイプでなかったあたりが、他の財閥系の人物とは違うという事です。
2021年(もう決まってるんだ)の大河ドラマが渋沢栄一ものらしいので、これから注目されていくかもしれないですね。
www.city.fukaya.saitama.jp渋沢栄一翁が2021年NHKの大河ドラマ『青天(せいてん)を衝(つ)け』の主人公に決定しました/深谷市ホームページ
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