争いはなくならない。
だとしたら、僕たちはどうすればいいんだろう。
いつもの伊坂幸太郎作品らしい作品です。
普通の人の日常を描写から始まり、徐々に普通の人が普通ではない事が暴かれていく。
点が、線となり、そして面となるという展開方式。
伊坂幸太郎さんの「AX」のような雰囲気で話は進み、終盤は驚きの展開へ。(伊坂幸太郎作品にありがちな、、、)
ともかく楽しく読む事ができました。
ちなみにこの本は二部に分かれてまして、
前半が「シーソーモンスター」昭和後期の時代の物語。
後半は「スピンモンスター」近未来2020年以降の物語。
共通するのは、人は争いをやめられないのいう事。(スピンモンスターは読みきれてないけど、多分そうだと思う)
「海の民」と「山の民」に例えられてるけど、たしかにどうしてもウマが合わない人はいる。
そして一番の解決方法は、離れている事。
まあ仕方ないよね。