100年ライフの生き方

100歳までピンピン生きてポックリ死ぬ。キャリアコンサルタント&ファイナンシャルプランナーの資格をベースに社会の役に立てるように生きたいです。

議員という職業

ということで、愛知県議会議員選挙、今日が投票日で言ってきましたが、

いつも通り投票所は閑散としてましたね。投票率何%なんだろ?

 

投票率もさることながら、立候補者の少なさも問題。

 

愛知県でさえも無投票の地区が多いということは、

国民の関心が、いかに政治に向いていないかということかと思います。

 

www.pref.aichi.jp

 

なぜ興味が向かないのか?

 

考えてみたんですが、日本の成人の大多数がついている職業「サラリーマン」と「議員」という仕事は、あまりにかけはなれている、自分とは無縁の別世界のように感じているためではないかと思います。

 

議員という仕事は、「選挙に負けたら無職」「何をやっているかわからない」というのが一般サラリーマンの感覚だと思います。

 

どんな仕事をして、どんなスキルが必要で、どんな役割を果たしてという情報が不明確すぎます。

 

私なんかは、一年中、次の選挙に向けて活動をしているという印象です。

かなり偏った考えかもしれませんが、選挙に負けたら無職ですから、「色々なところに顔を出して、顔と名前を売りこむこと」のほうが、「政治家としての成果」よりも大事と考えている人が多いんじゃないでしょうか。

 

もう一つは、議員があまりに清廉潔白さを求められすぎているという点。

ちょっとでも悪いことをしようものなら、それが法律を破っていようが破っていなかろうが、「議員のくせに!」と叩かれまくります。そうなったら次の選挙では無職になってしまいますよね。(普通は)

 

あともう一点。「議員先生」という呼び方。そんな呼び方されたら本人は偉そうにしちゃうし、周りも特別視しますよね。そういう扱いが、さまざまな歪み(特権、地位、周囲からの妬み)を生むんじゃないかと思っています。

 

 

そんな職業に、無職になる可能性を持ったまま、転職=立候補しようという人はなかなか現れない、そんな気がします。

 

 

こうやってみていくと、議員という職業が、通常の職業とは違って、門戸が非常に狭いということがわかります。

 

この状況を変えるために何が必要か、私個人の意見ですが、、、

 

1)議員を普通の職業として扱う。

選挙はあくまで採用試験、議員になったら政治活動をしっかりと行うことで評価される。移動するときなどの経費は、議会に申請し承認を得られた場合のみ使える。

 

2)企業は「議員離職制度」を設ける。

産休と一緒で議員としての活動が終わったら復職できる制度です。立候補だけなら退職は不要で兼務を基本とする。(3のように選挙活動に時間がかからないようにすることが前提)

 

3)選挙活動にお金と時間がかからないようにする。

選挙時に必要な情報は、立候補者の経歴や成果(一般企業での成果・議員としての成果)だけなので、一律選挙公報のみとする。選挙カー、ポスター、チラシは禁止。

 

 

「政治家に転職しようと思います」

 

そんな感じになったら、政治に目が向くようになるんじゃないですかね。