少し前に、村上春樹の新刊「街とその不確かな壁」入手しましたが、色々忙しくて手をつけられず、今週から少しづつ読み始めました。
まだ二章の途中ですが、早く読み切りたい気持ちと、いつまでも読んでいたい気持ちが入り乱れております。
・・・ということで、ここまでの感想について簡単に書いてみました、
なお、全く読んでいない人に対して、以下の文章は若干のネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
読み切った人はニヤニヤしながら読んでやってください。(先の展開はコメントしたりしないでね!!)
一章は、世界の終りとハードボイルドワンダーランドのテイスト。「壁に囲まれた世界に住む影を失った私」と「現実世界」がチャプターごとに行き来する構成。
またミステリアスな少女が登場するあたりは、ノルウェイの森か1Q84の感じですかね。
一章を読み終えて、この作品はどんな想いで作られたんだろう、あまりにも過去作品のテイストが強すぎると思いまして、邪道かもと思いながらあとがきを先に読んでしまいました。
そして、、、初期に出した作品を大幅にアップデートさせた集大成、、、そんな意味合いだと理解しました。なるほど。
そして、読み始めた二章。一章とは違った世界観で描かれています。
図書館が出てくるのは、海辺のカフカのような、
怪し気な紳士が出てくるのは、騎士団長殺しのような。
そして、主人公の住む家と図書館には、井戸がある。ねじまき鳥クロニクルが想起されます。
・・・というあたりまでが、現状です。
この先どう展開し、そういう結末を迎えるのか、焦らずにじっくり味わいながら読んでいきたいと考えてます。
#読書
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