実は結構地図マニアな私。
暇さえあれば、Googleマップを見てたりします。
この週末の、のんびりタイムに随分前に読んだこの本を読み返してました。
知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎 (じっぴコンパクト)
- 作者: 浅井建爾
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2007/09/19
- メディア: 単行本
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県境の変遷や、深い理由がある県境決定の事情など地理好きにオススメの本ですが、この中で個人的に一番好きなのは、「福島、山形、新潟三県の県境付近にある、幅1メートル×7.5キロメートルの蛇のような細い福島県」の話です。
にわかには信じがたいのですが、実際にGoogleマップでみてみると、こんな感じ。
飯豊山の山頂までの登山道に沿って県境があります。だから幅1メートル。
本にはそうなった経緯が書かれていますが、要は飯豊山神社の本宮が福島県にえるので奥宮につながる登山道は福島県のもの、という事らしいです。
なんとでもイチャモンはつけられそうですが、まあ認められたとのこと。人も住んでないし、登山道の管理もあるしで、山形も新潟も反論するのもめんどくさくなったのかも。
Googleマップをみると端っこには山小屋。
一度行ってみたいな、、、。
もともと県境にしても国境にしても、人間が勝手に引いているものだし、どこにその境があろうがいいとは思いますが、ややこしいのはどうなのよと思います。自分勝手な人間らしいですが。
この本、それ以外にも廃藩置県以降の、県境を巡るすったもんだが満載です。地図マニアの方は是非一読を。