今日の日経で気になる記事がありました。
引用
「食糧への資金流入続く」
一方で、こうしたオレンジ価格の上昇を投資の機会と考える動きも出てきた。米ETF運用会社のディレクション・シェアーズ・ETF・トラストは1月中旬、「ディレクション・ブレックファースト・ストラテジーETF」の目論見書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。このETFはオレンジジュースのほかに豚の赤身肉、小麦、コーヒーを運用対象とする。天候不順や海上運賃の上昇で農産物の高騰が目立つため市場で関心の高まっている朝食用の食品に着目した投資信託だ。
国連食糧農業機関(FAO)が3日発表した世界の食料価格指数(穀物や肉類などの国際価格を基に算出、14~16年=100)は1月時点で135.7と昨年12月に比べて1%上昇した。昨年12月は単月としては5カ月ぶりの下落だったが、再び上げに転じた。資源・食糧問題研究所の柴田明夫代表は「需要が増える一方で流通に目詰まりが起きている。将来的に供給面で不安を抱える食糧には今後も資金が集まるだろう」と指摘している。
引用終わり
食糧が天候などの影響で不作になって、価格が上がることは多々ありますが、
そういった食糧の金融商品(ETF=“Exchange Traded Funds”)として運用するという話は、
ちょっと驚きましたね。
食料は不作で一時的に価格が上昇することがあっても、その後供給が回復すると、価格は落ちるので金融商品としてはかなりリスキーな気がしますが、地球規模での食糧需要増によって価格が上がっていくというのであれば、原油のように投資対象として使えるということなのかもしれません。
株が乱高下する中、食糧に資金が集まり、価格が高騰する、、、
食糧難の維持代がきてしまうのでしょうか。
人間の生存に必須な食糧が、無駄に高騰しないことを切に願います。。。