100年ライフの生き方

100歳までピンピン生きてポックリ死ぬ。キャリアコンサルタント&ファイナンシャルプランナーの資格をベースに社会の役に立てるように生きたいです。

「LISTEN」

久しぶりに本の感想です。

 

 

聴く事を大切にしたいと思い、日々考え行動していますが、その気持ちをバックアップしてもらえた、そんな感想です。

 
聴いている時に「あるある」というような事だったり、言葉では説明できなかった感情だったり、どうすればいいのだろうと悩んでいる事が言語化されており、読み終わった後はスッキリして爽快な気持ちになりさえします。

 

特に印象が深い部分を2つ挙げます。

 

カウンセリング以外の場面での聴くことの大切さ

この本の中では様々な職業で聴く事が如何に大切かについて触れられています。


CIAの話


CIAでは聞き手として優れた人を採用することに注力している、いちばん優秀な聞き手は取り調べと諜報活動に配置されるということ、が書かれています。

このことから聴く事は国家規模のミッションでも重要視されているという事です。

なかでも心に残ったのは「傾聴は再現可能な科学というよりアートである」 という部分。アートかぁと感嘆しました。


ナオミの話


フォーカスグループというインタビューを仕切る役割であるモデレーター界のカリスマと呼ばれるのがナオミです。

彼女は様々な商品開発や大統領選の戦略立案といった重要なタスクで成果あげ、また5万以上の人の話をプロとして関わってきたそうです。
彼女は「なぜ」という質問をしないそうです。例えば「なぜ夜遅く買い物をするのですか」とは言わず「最近夜11時以降にスーパーに行った時の話を聞かせてください」という言葉をかけるそうです。
反面、彼女は相談を持ちかける人が多く困っているというエピソードも描かれていました。


売上ナンバーワンの営業マンの話

家具店で働くホップという人物の話です。

家具購入に来たお客さんとの商談の場で、決めかねているお客さんと10分以上無言で向き合っているが、その「間」を受け入れて待っていたところその客が、大量の家具の購入を決めたというエピソードです。

お客さんに好きなだけ話してもらい信頼を得ることが大切だというのが彼のセールスのコツだという事です。

 

いずれも違う示唆があります。聴く事はカウンセリングという場面以外でも重要で、そのスキルを極めることは十分にその価値があるということを感じとりました。

 

組織における聴く力の価値


複数の人が混じり合う組織では聴く力はより重要になる、更にはいわゆる作業的なものは機械化される中、人の仕事の大半は人との関わりに関するものになるだろうとまで書かれています。


そういった中で聴く力の重要性を理化してもらうために、即興劇というアクティビティが行われている例として挙げられていました。


即興劇とは何名かのメンバーでやるもので、一人が何かを話していると、突然止めて、次の人にその続きを即興で話を繋げ、これをストーリーとして成立させていくというもの。
事前に質問を考えられない、相手の言うこと・相手の様子をよく見ておかないといけないと思われるんですが、このアクティビティ、多分とても難しいと思います。
それが聴く(観察する)ことの大切さをよく理解できる気がしますが、実際やってみたい気持ちになりました。

 

ということで、聴く=LISTENに焦点を絞った、啓発的な本でした。

 

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