少し前の「天才を殺す凡人」と同じ作者の本です。
ざっと読んでみましたが、若めのビジネスパーソン向けだなという感じでした。
そんな中でも、これはいいねという点があったので何点かあげたいと思います。
商売の種は「お客さまに喜ばれる」×「周囲から反対される」ことから生まれる
お客様に喜ばれるのはもちろん条件としては当然ですが、「周囲から反対される」ってどういうこと?と思いましたが、周囲の人が思い付かない条件を満たしているので、商売になる可能性があるという話でした。
もちろん、実際のニーズがないと商売としては成り立たないわけですが、着眼点としては悪くないなと感じました。
プロに教えてもらう場面を最大活用する
プロは長年の経験と知識の蓄積を持っているので、その蓄積をベースにフィードバックしてくれたものは、とても有用だという話です。
個人的には、プロからではなくてもフィードバックは有用と思ってます。客観的な視点でもらえた率直なフィードバックは全て価値があると思ってます。
価値観を知る
・チームビルディングにおいてメンバーの価値観を知っておくことは大切、価値観に応じたコミュニケーションを変えるのが有効。
・自分の価値観も知り、そして定期的にふりかえって見直しをしておく。
他人・自分のものともに価値観はとても大切だと思ってます。
キャリアカウンセリングでもまず相談者がどんな価値観を持っているかを一緒に探ります。
あともう一つ付け加えるとすると、価値観は千差万別、誰一人として同じ価値観を持つ人はいないので、パターン化して決めつけないことも大切です。
ということで、個人的にはえられるものが多いとは言えませんでしたが、
これから「仕事」の経験を積んでいこうという人にはお勧めです。