一部界隈で話題だった、こちらの本を読んでみました。
「ある人間の一生を追いかけて記録し続ける」という果てしない研究から
「良い人生とは何か」を解き明かした、、、というのが内容です。
結論から言うと・・・
良い人間関係=良い人生 となっております。
- 経済的に恵まれても人間関係に恵まれていなければ、良い人生ではない
- 経済的に困窮していても良い人間関係を維持できていれば、良い人生
なんとな〜く、わかっていた事だが、科学的な研究から解明したと言うのがこの本の内容です。
研究の内容
研究名は「ハーバード成人発達研究」と言うもので、84年間続いています。
研究を主導しているチームも4代目になっているそうです。よく続いているな〜。
被験者は2000人以上、三世代に渡っており、現在は1300人を対象に定期的なアンケートやインタビューを実施して、個々人の人生の記録をとっているそうです。
一点注意が必要なのは、被験者はアメリカ国内だけだと思われるので、それが人類普遍とは言い切れないかもしれません。
世界規模でやると宗教観や民族的な考え方の違いもあるので、違う結論が出てくる可能性はあるかもしれません。
ソーシャルフィットネス
体の健康のために運動が必要なように、人間関係も定期的なメンテナンスが必要になると言われています。
メンテナンスは具体的にどういった事かというと
- 周りの人は自分にどう言う影響を与えているか?
- 自分は周りの人にどう言う影響を与えているか?
その観点で人間関係を整理し、その上で、
順調な人間関係については大切にする。
順調ではない関係は、どうすれば回復できるかをじっくり考える
そしてこの見直しを定期的に行う事が大切。
人間関係が良くないなと思ったら実行する。
この本はどんなひとにおすすめか
これから多くの人と関わることとなる若者におすすめしたいなと思いました。
人間関係は財産、、、50を過ぎて強く感じています。
「幸せになるのに遅すぎることはない」と言う副題にあるように、
いわゆるシニア以降のかたにおすすめできます。