ワークシフトを読んで考えたこと。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: ハードカバー
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前回からの続きです。
ワークシフト読了-暗い未来の予兆 - 100年ライフの生き方
今の世の中は、
メール、メッセージ、SNSに時間を細断される。
職場での同僚との気軽な関係の希薄化、家族の分断。
経済的な格差と根拠薄弱な物語に振り回されて、人々は情緒不安定になってしまっている。
暗い未来に繋がってしまう兆候が現れてきている中、我々は考え方を変える必要があると思います。
私は以下3点がポイントになると思います。
1. デジタルな環境から離れて、自分一人で「考える」時間を持つ事。
スマホやPCをオフにし、メモ帳や日記と向き合い、自分の考えをまとめるのがオススメです。
とりとめもなく考えを書いていると頭の中が整理されて行きますよ。
2. 職場にはネットワーキングスペースと呼ばれる他部門の人が集まれるスペースを作る。
日本の企業の文化としてあった、いわゆる飲みニケーションの時代は終わったと思います。自分のため、家族のために時間を使うという意識が人々には強くなり。私自身も大勢が集まっての宴会というのはあまり好きではなく、気を置けない仲間と小規模な集まりのほうが好きです。
飲みニケーションの代わりとなりうるのが、職場での人が集まりやすいスペースを作って時々立食パーティをやる事です。
乾杯やスピーチは無し、途中参加途中退出OK、仕事の意見を交わしてもいいし、雑談で盛り上がってもいい。
これは今読んでいるフィンランド流仕事術の本に書かれていた受け売りですが、より気軽なコミュニケーションの場を設けることで職場との気軽な関係が戻ってくるのではないかと思ってます。
3. 入ってくる情報を選別し、質を上げる。
モノもありあまっており、情報も洪水のごとく溢れかえっている今の世の中。
より便利で、デザインが良いモノを人々は選んでいるのに、入ってくる情報には無頓着なままなのはなぜでしょうか。
オススメしたいのは、脱テレビ、です。
テレビから得られる情報の大半は物質的な消費欲を掻き立てるものばかりだとは思いませんか。
CM以外でも、グルメ番組、旅番組、アレが食べたい、アソコに行きたい、そんな欲をかきたたせるものばかり。お金があればなぁ、、、そんな考えをかり立たせる情報にあふれているのがテレビというのが私の私見です。
あともう一点。テレビは自分達に都合が良い「物語」を語ります。ある人をひと時は持て囃しておきながら、何か不都合があると180度向きを変えて叩き始めます。
要は自分達に都合が良い=視聴率がとれる情報しか取り扱いません。
テレビ局の都合の良い物語には振り回されず自分で情報を集め、考えて、判断する事が大事になると思います。
この3つ、一度皆さんも考えてみて下さい。
未来は自分で選べます。