「癌」という漢字。
なんだか文字として不気味な雰囲気を醸し出してると感じるのは、文字としての見た目以上に、その病が本人にしても家族にしても絶望的な感情を抱かせるからなのだと思います。
ここ数日、身の回りで「癌」という言葉を耳にすることが多くあります。
知り合い本人、知り合いの家族、観た映画の主人公(村山聖)、、、。
私も実は「癌」家系で、祖父も、父も、死因は癌でした。(他にも叔父とかにもいたかも?)
周りの人と話してても「実は私も癌家系」という人は多く、癌が死因としてメジャーであることがわかります。
ここまでメジャーでありながら、なぜ人は癌になってしまうのだろうか、なぜ有効な治療法が確立しないのだろうか。
昔、人間ドックのときに医者に聞いてみたことがあります。癌にならない方法はあるのか?
完全な予防方法は確立してないが、煙草、アルコール、食生活、運動、これらを正しくコントロールすることでリスクは減るという回答だったと覚えてますが、「一番は『早期発見・早期治療』そしてその為の『定期的な健康診断』です」と言うのが心に残ってます。
私の父は、もともと健康が自慢で、病気らしい病気をしないまま、リタイヤしましたが、その後油断して健康診断を受けずに過ごし、65歳少し前に腰痛で行った病院で、かなり進行してしまった癌であると診断され、その後の手術や抗がん剤治療の甲斐なく67歳でこの世を去りました。
その時にきっかけとして、心に誓ったのは「健康診断はしっかり受ける」こと。
それ以来は人間ドックを受け続けてます。
人間ドックの検査項目のうち、特に胃カメラやエコー検査は普通な健康診断では分からないことが多く分かるようで、今まで胃だとか肝臓に関して何の問題もないと診断されていたの、色々と注意すべき箇所が発見され、ある意味感心してしまいました。
特に会社などの組織で定期的な健康診断を受けさせられていない、主婦や非正規雇用の人は、健康に問題ないから、医者に行くのが面倒くさい(嫌い)などの理由で、健康診断を受けていない人が多いと思います。
ですが、万が一の時は、貴方だけでなく、貴方の家族も悲しみに沈みます。
面倒くさがらずに、定期的な健康診断を受けましょう。