"初年度で年収1000万円"
"中長期的には採用の半分を中途に"
"日本型雇用の転機"
www.nikkei.com車大手、中途採用広がる トヨタは総合職の年5割に :日本経済新聞
よしっ!トヨタに転職して年収1000万貰おう!!
と甘い考えがー瞬頭をよぎりますが、よく考えれば、世間状況を鑑みれば、予測される甘くはない内容です。
この記事には2つのことが書かれてまして、一つは新卒を一斉に採用する方式からの変化。
これは今の人工ピラミッドを見ればあたりまえの流れで。
今の日本の経済は40歳台~アラフィフの我々世代が支えていると言っても過言ではありません。
そして遅くとも30年後には実質、これらの世代は現役から退いていきます。
2050年の人工ピラミッド。
日本の将来が暗くなるのが見えます。
では企業はどう考えるか。
「海外でもっと頑張ろう」
「もっと応募してもらいやすい制度にしよう」
「給与レベルを引き上げよう」
中途採用でもなんでも社員になって貰う道は増やさなければいけないのは当然の流れでしょう。
とは言え安心できないのは、採用時には海外からの優秀な人材と競うことになるという事です。
もう一つの「初年度年収1000万円」。
テジタル産業、自動車産業では、AIをいかに活用出来るかが、今後10~20年の勝敗の別れ道になるでしょう。なのでAIに精通した人材の争奪が激しく、「1000万円」はこういった人材を獲得するための「条件」なのです。
Apple、Alfabet(Google)、Amazonなどとの人材の取り合いになるのだから、本当はもっと必要なのかもしれません。
勿論、付帯的条件として、1000万円に見合うだけのアウトプットを当然求められますし、雇用形態も終身雇用制では無いでしょう。
能力なき者はすぐ解雇される(契約更新されない)、それな欧米的な雇用形態になるはずです。
ただし、この美味しすぎる収入レベルの提示は一時的なもので、そのうち消えるでしょう。
高い能力をもち役立つ人材の争奪は水面下で行われる事になると思います。
こう考えるとどういったスキルを磨いていけば良いか、良くわかります。
語学、まずは英語。
STEMのスキル。Science、Techology、Engeneering、Mathemathics。
そして常に学び続けること。
自分の子供たちだけでなく、自分たちも考えなければいけないと思います。