100年ライフの生き方

100歳までピンピン生きてポックリ死ぬ。キャリアコンサルタント&ファイナンシャルプランナーの資格をベースに社会の役に立てるように生きたいです。

「ティム・クック」

いきなり関係ないのですが、新しいテーブルの上に物を乗せて写真撮ると映えるなあ。

うんうん、いい買い物した。

 

osagoto.hatenablog.jp

 

さて、本題。

世界有数の企業にまで成長したアップル。

スティーブ・ジョブス亡き後のアップルを着実に成長させていった、彼に関する伝記本です。

 

 

スティーブ・ジョブズが死去した時点2011/10/5の株価はUSD23.31。

その後ティム・クックがCEOになり、今時点最新2023/1/20時点の株価はUSD137.87と約6倍です。

ここのところの世界情勢の変化があって少し下がって、この価格ですので、もうレベルが違うということです。

 

 

この背景には、成熟したスマートフォン市場でiPhoneには小さな改善を繰り返し適用し、結果としては10年前とは別次元のプロダクトまで昇華させてきたこと。

またiPad, Apple Watch, Airpodsなどそれぞれのカテゴリーのトップとなるプロダクトを生み出し、さらにそれらの製品群の連携を強化させ「アップルエコシステム」を作り上げたこと。

 

この辺りは、当然優秀なスタッフ、ジョニーアイヴのような天才、に恵まれたことも大きいと思いますが、そういいうことた天才を使いこなしてきたティムクックの才覚というのはずば抜けていたんだなというのが、この本をよみ、よくわかりました。

 


まずティム・クックはオペレーションの天才と言われています。
いわゆる会社経営の天才ということです。

在庫を減らしたり、サプライチェーンいわゆる供給戦略を改善したり。この辺りは今の私の仕事に近いので、ティムクックの脳みそが欲しいぐらいです。。。


さらに大きな部分として、アップルを社会的な責任が果たしていく、いわゆるESGを重視した、より良い会社にしていこうさまざまな取り組みをしてきたという点。

環境、プライバシー、多様性。
この辺りはスティーブ・ジョブスが舵取りをしていたら、重視されなかったと思います。彼は創造の天才ですから。


ESGに関して、印象に残っているのは、2点。

プライバシーに関して、FBIと対立し、ティムクックが本当に苦労して、難しい判断をしたというエピソードが描かれています。国家権力と対立できる、そんな経営者います?

あと多様性、LGBTQの人々を全面的にバックする姿勢を会社がだしつつ、自身がゲイである発言を行い、多様性を身をもって体現したという話。これも自分とこの社長がそんなことしたら痺れますよね。


こういったエピソード込みで判断すると、歴史的にも指折りのレジェンド経営者だよなと思ったりします。

ティムクックが会社の舵取りや経営判断を全部やって、
スティーブ・ジョブスが製品創造をゴリゴリやっていたら?
一体どんなことが起きたんだろうなと、非常に興味深いです。

いい刺激を受けました。仕事頑張ります。

いい意味でかなりの刺激を受けました。仕事頑張ろう!!!