100年ライフの生き方

100歳までピンピン生きてポックリ死ぬ。キャリアコンサルタント&ファイナンシャルプランナーの資格をベースに社会の役に立てるように生きたいです。

「アンダーグラウンド」読んでます

 

アンダーグラウンド (講談社文庫)

アンダーグラウンド (講談社文庫)

 

 

辞書のように分厚い、ページにして700ページ以上のこの作品。

 

年末年始の休み中に読み切ろうと思い、昨年末に図書館で借りてきてましたが、なかなか読み出すことができなかった。


内容が地下鉄サリン事件の被害者へのインタビューを行い、事件を深く掘り下げるという題材であったことに加え、分厚い外観から「覚悟して読めよ」というメッセージが発せられているように気がして、名実ともに「重い」なあと感じていたためである。

 

いざ読み始めてみると、引き込まれるように読み進んでいける。そして実際にその場に自分がいるかのような感覚。非常に不思議な感覚です。

 

確かに、地下鉄サリン事件の現場ではいったいどういったことが起きていたのか?そういった報道はあまり見聞きした覚えがありません。

インタビューをするにあたっても、それを文章にし、そして本として発行するまでに多大な苦労があったことも書かれています。

そこまでしてこの問題に取り組んだのは、ある意味村上春樹らしいなという感じです。(このインタビューの経験が、1Q84にも活きているという面あるようです)

 

読後感はまた後日。

CCCマイナスのための、あの手この手 ②

昨日の続きです。

 

osagoto.hatenablog.jp

 

AmazonのCCCがマイナスになるからくりはどうなっているか。

 

Amazonも通信販売を行う小売業ですから、商品を仕入れて、仕入れた商品をネットに並べて、売って、代金を回収する。仕入れた商品の支払いサイトを極端に長くすればCCCマイナスは可能とは思いますが、普通にみるとCCCがマイナスになるのは難しくない?と思われます。

 

で、前述の本の作者 成毛眞さんによると「マーケットプレイス」での取引がCCCマイナスに寄与しているとのことです。

 

マーケットプレイスとは、Amazonは陳列する場を用意して、そこに商品を並べたい業者がその場を借りて販売し、売れたら代金をいったんAmazonが回収して、その後商品を並べた業者に代金を渡します。この業者への代金までの日数=「仕入債務回転日数」が長い(90日程度らしいです)のがCCCマイナスの原動力ということです。

当然、売上債権回転日数も在庫回転日数も低く抑えられているのが前提ですが、売上は個人向けが多く、購入時に決済するのでお金はすぐに入ってくるし(カード決済だとある程度日数はあるかな?)、マーケットプレイスならAmazonは在庫を持たないのでゼロ、十分低く抑えられますよね。

 

そういったからくりで、CCCがマイナスになれば、売る前にお金が手元にある状態なわけで、そのお金を研究開発費用や資産運用にも回して有効活用でき、これを実現できれば「勝ち組」と言えるでしょう。

実際、AppleのCCCも1990年後半以降マイナスになってます。時期的にiTunesやAppstoreが貢献しているものと思います。

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Newspicksさんの記事より参照


 

逆を考えるとマーケットプレイスに出品している業者は「売掛債権回転日数」が長くなるので、CCC的には割りを食っていることとなります。売れてもお金が手元に来るのは90日後ですからねえ。仕組みを作った人には敵わないと言うことですな。

 

 

こういったことを理解して世の中を見ていると、同じようなCCC改善のためのあの手この手が溢れているなと感じます。

 

例えばプリペイドカード。その名前の通りプリ(事前)ペイド(支払済)なわけで、カード発行元の企業は先にお金を入手できます。売掛債権回転日数がマイナスの方に振れることになると思います。

 

最近話題のバーコード決済の類も、同じように事前にポイント=お金を支払ってポイントを買っておくという面ではプリペイドカードと同じですね。

 

Tポイントや楽天ポイントなどのポイントサービスも割引した分を「あとで」使わせるという意味でCCC改善につながっていますね。

 

クラウドファンディングは、元手がもともとない企業なり個人が資金を集めるという名目ですが、まだ商品開発中の段階で、資金を集めて、商品の引き渡しは何ヶ月も長いと年単位で先だったりするので、CCCマイナスの最たるものですね。

 

AppleミュージックやAmazonプライムビデオなどのサブスクリプションも同じような効果がありますね。お金を先に貰っておけば、あとはユーザーが利用しなくても関係ないですからね。

そう考えると、スポーツジムの月会費も定期券も同じようなものか、と色々と考えたりもします。

 

製造業だとどうしてもCCCは長めになってしまいますが、アイディアがないではない気もします。ちょっと研究してみよう。

 

CCCマイナスのための、あの手この手 ①

さっき、ちらっと立ち読みしたこの本。

amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる

 

 

Amazonの財務状況について、CCC=キャッシュコンバージョンサイクルがマイナスという話があって、興味があったのですが、読むとなるほどなぁという話。

 

通常の製造業などは、お金を払って原材料を購入し、加工してから顧客に販売し、お金を得ます。

小売業の場合は、お金を払って仕入れて、店頭に並べて、それが売れた段階でお金を得られます。

 

投資した資金が、また手元に戻ってくるまでの期間は、手元から使えるお金がなくなっている状態なわけで、この期間が短い方が良いとされています。

 

「CCC=売掛債権回転日数+在庫回転日数-仕入債務回転日数」

 

売掛債権回転日数は、売ってから代金が振り込まれるまでの日数。現金取引なら0日ですが、一般的な企業間の取引だと30日から90日の間ぐらいでしょうかね。

 

在庫回転日数は、在庫が何日で一回転するかという日数。「必要なものを必要なときに必要なだけ」という言葉はよく聞かれると思いますが、一般的には在庫を減らせば在庫回転は良くなります。ただし極端にすると品切れしたり輸送コストが上がったりするので、効率の良いポイントを抑えることが大事です。

 

仕入債務回転日数は、買った(仕入た)モノの代金の支払いまでの日数。支払いをなるべく遅くすればその分手元に大きなお金が残るので良いですが、これも相手があっての話なので無理をさせすぎるとビジネスが立ち行かなくなるという面があります。
 

で、AmazonのCCCがマイナスになるからくりはどうなのか。

 

ちょっと長くなってきたので、続きはまたあした。

 

  

 

仕事始め

仕事始め、月末月初に忙しくなる仕事柄、休みボケしている暇もなくいきなりフルパワーモード。

さらにトラブルも重なり、一日中バタバタでした。

 

こんな時こそ、落ち着いて、一歩一歩着実に、毎日少しづつでも進歩出来るように。

そんなことも思いました。

 

さてまた明日から頑張ろ〜。

 

「走ることについて語るときに僕の語ること」

今年2019年の箱根駅伝終了。

 

総合優勝 東海大学

往路優勝 東洋大学

復路優勝 青山学院大学

我が母校 シード権逃す

 

東海大学は大会新記録で初優勝。レベルが年々上がっているのは科学的なトレーニング方法やデータを活用した作戦が進化しているからでしょう。今後も記録は伸びていきそうな気がします。それにしても東海大学、初優勝なんですね、おめでとうございます。

東洋大学は、11年連続総合3位以内という、これは昨日の「栄枯盛衰」の話からするとかなり凄いことだと思います。きっと素晴らしいコーチ陣がいるのでしょう。

青山学院大学、連覇はなかったですが、復路優勝をしっかりと獲得するあたりは流石ですね。原監督の心はリベンジに燃えているでしょう。復活なるか、それとも衰えるのか、楽しみです。

我が母校については多くは語りませんが、今年はよく粘ってくれたと思います。来年また頑張ってほしい。

 

この正月休みに読もうと借りていた村上春樹の「走ることについて語るときに僕語ること」、この本がちょうど箱根駅伝とフィットしてました。

 

ランナーの哲学的なことについて、結構熱心な市民ランナーである村上春樹が語る内容は私の心に残ったし、そして箱根駅伝に出てくる選手たちにその哲学をあてはめて観ていました。

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

 

 

同じく趣味ランナー(市民ランナーよりも熱心じゃないので)として同感できる部分も多くあり、ちょっと走ってこようかなという気持ちにさせてくれる作品です。

それにしても村上春樹さん、思っていたより本格的な市民ランナーなんですね。トライアスロンまでやっているとは思わなかった。

 

ちょっと調べたら 2012年の箱根駅伝のときのサッポロビールの特別企業広告に村上春樹が脚本を提供していたんですね。

 

www.sapporobeer.jp

 

www.youtube.com

 

その脚本には「走ることについて語るときに僕の語ること」の文章をもとに、村上春樹が書き直したものだそうです。

印象深いのは「走っているときに何を考えているか」

 

〜〜脚本から引用〜〜

走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている

いろんな形、いろんな大きさの雲

それらはやってきてはさっていく

 

でも、空はあくまで空のままだ、

雲はただ客人に過ぎない、通り過ぎ消えていくものだ、

 

暑い日には暑さについて考える

寒い日には寒さについて考える

つらい事があった日には、いつもより少し長く、少しきつく、一周余分に走ることにしている

 

そしてあとに空だけを残す

〜〜引用終わり〜〜

 

確かに走っていると色々な考えが浮かんできます。

いいアイディアを思いつくこともあって、その場でメモをとりたくなる気持ちになったりもするのですが、実際にあとで思い起こしてみると結構他愛ないものだったりします。

同じく嫌な記憶が蘇ったり、厄介な心配事が呼び起こされたりすることもありますが、モヤモヤしながらも走りつづけていると、それらは雲のように消えてしまいます。

 

雲はあくまで客人、空は空のままだということです。

 

 

箱根駅伝を観ていて思うこと

正月といえば箱根駅伝ですね。

母校がよく出ているので興味をもっているというのが理由ですが、毎年観ていると「栄枯盛衰」という言葉がいつも心に浮かびます。

 

駅伝に限らずスポーツ全般、そして人の人生でも「常勝」はありえない。

 

優勝候補の大学がどうも振るわず下位に転落する。

アクシデントで出遅れたが後続が盛り返して上位に飛躍する。

 

そういった栄枯盛衰はドラマになるんですよね。

 

今年に関して言うと「青山学院学大学が繁栄し続けられるか」が一番気になってます。

 

www.ntv.co.jp

往路はトップから5分半の差の6位。

復路で盛り返せるか?全盛期の青山学院学大学なら5分半は取り返せるとは思うが、どうなるか?

 

あと、、、我が母校。シード権獲ってくれえ。。。

 

2019年になって

2019年、明けましたね。

 

 

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2019初日の出

 

今年は「行動する」がテーマ。

 

といっても人間急激には変われない。

 

当たり前のことをバカにせずにちゃんとやること

あいさつをしっかり

感謝の気持ちをもって他人の接する

昨日より少しでもいいから進歩する

 

元号の変更がありますね。

私個人的にも、今年は変化がありそう。

 

こんな時こそ基本を大事にして過ごしていきたいと思います。

 

今年もよろしくお願いします。