先日一晩で読み切ったので早速レビューですw(正直、結構読み飛ばしました)
この本を読んだのは3回目。
1回目は大学生の頃。文庫版が出版されて少し後だったと思います。
2回目が4年ぐらい前で、村上作品読破を目指していた頃でした。
前作「羊をめぐる冒険」の続編の位置付けです。
北海道から戻った主人公が喪失感を抱えながら悶々を過ごす描写から始まります。
この部分が長い!!
ある意味、この時期の村上作品の特徴なので、致し方ないかもしれませんが。
その他、この作品で際立つのは、たくさん現れる女性、そしてバブル経済の雰囲気です。
登場する女性
☆=肉体関係、★=死去
- 電話局の女⭐︎
- キキ(前作で消えたすごい耳を持つコールガール)⭐︎★
- ユミヨシさん(新ドルフィンホテル勤務)⭐︎
- ユキ(13歳)
- アメ(ユキの母)
- メイ(キキの元同僚)⭐︎★
- マミ(メイの同僚)
関係を持つ率も高いが、死んじゃう率も高いなあ。。。
そしてラストの近くで、主人公は例の言葉を言います。
「僕と君は寝るんだよ、決まっているんだ」
カッコよすぎです笑
あとこの作品でよく出てくる「経費」という言葉。
「ここは僕が持つよ、どうせ経費だ」と五反田くんは言います。このあたりにバブル経済の雰囲気があります。
最初に読んだ時、大学生だった私は、経費として使ったお金はもどってくるんだ、なんて良いものなんだろうと思ってました。(実際は節税できるだけ)
そんな感じで、ダンスダンスダンスを読んだ一夜は過ぎたのでした。。。