佐藤優という人物
佐藤優という人物に対しては、私はずっと胡散臭い人物だと思ってっました。
(鈴木宗男の案件で報道された印象が強いのかもしれません)
先日読んだ、池上さんの本で佐藤優氏について記述があり、気になったので少し人物を探ってみたら、ちょうど最近のインタビュー記事がありました。
また、珍しくテレビにも出ていたらしくNHK+でもチェックしてみました。
内在的論理
このインタビュー・番組で、佐藤さんが語った中で心に残っているのは「内在的論理」という言葉。
ある集団がどういう論理で動いているのかというのが「内在的論理」です。
思考停止して相手の内在的論理を受容せずに、自分たちの理屈しか考えていないと、お互いが「悪魔」に見えて「殺し合い」になると言ってます。
インタビュー内では、ロシアとウクライナ・アメリカという国と国を例に挙げていましたが、そういうベルじゃなくても、組織での不祥事が起きた背景、ある個人が犯罪を犯した背景。
そう言ったものを考えることで、物事の問題の本質が見えてくることなのかなと思いました。
人間関係
もう一つ、佐藤さんが、この時代に必要な要素として挙げていたのが人と人の関係について。
「もう1回、人間と人間の関係を、信頼関係を強化してくということを、大きな理屈を立てていくということよりも、自分の手の触れる範囲でどうやって、やっていけるのかなと。
<中略>
ですから、自分が恵まれた環境にあると思った人に関しては、それは自分の力じゃないんだから、それは社会に返さないといけないと。また自分がちょっと大変な状況だということだったら、遠慮なく『助けてくれ』と言っていいと思うんです。
<中略>
信頼関係というのは、時には耳障りなことでも伝えてくれるという、こういう信頼関係ですよね。ですからこっちも遠慮しないで、言うべきことは言わないといけない。そのためには我々の本当の利益は何かを確定しないといけないですからね。そういうことを真剣に考えざるをえない年というのがことし、2024年になると思います」
率直なコミュニケーションを、真剣に考える必要が出てきている、
それが今の我々に必要なことなのかなと読み取りました。
私が大好きなサザンオールスターズの最新曲「Relay」にも以下のような歌詞があります。
ピアノの音色が今も胸に響く
コミュニケーションしようと
この曲のPVを見るとわかるんですが、都会の行き過ぎた都市化と人間関係の無味乾燥さを憂う内容になっています。
コミュニケーションしよう
こういった話を書いていると、コミュニケーションの質を変えていくことが、今の時代に必要なことになっていることを切に感じます。
私ができることは何かないか、そんなことを考えていきたいと思います。
#佐藤優