「今夜、私が頂くのは・・・」
CDO=Chief Demae Officer w
新しい形のデリバリーとして最近注目されているUberEatsと出前館CM。
バンバンやってるし、実際に使った人の体験談もよく見かけるしで、普及してきた感じはしますが、私はまだ使ったことがありません。
UberEatsは、、、まあウチの近辺ほどの人口密集度では出来ないよね。。
「今夜、私が頂くのは・・・」ってやってみたいんだけど。。
出前館は「配達インフラを持つ飲食店と個人をつなぐ役割」と「配達リソースと飲食店と個人をつなぐ役割」の2つがありまして、うちの近辺でも若干使える店舗があります。ただもともと出前をしているところを繋げてくれてるだけで、取り立ててお願いするほどじゃないかなって感じです。
画面には無いけど水道修理のお店もラインナップにはあって、そんなところまで繋いでるんだ。
調べると、それぞれ面白い事業だなと分かります。
UberEats
UberEatsは、人口が集中するエリアで、「配達リソースを持たない飲食店」と「いわゆるギグワーカーと呼ばれる個人の自転車を持ち込んで配達する人」と「個人」をつなぐ事業を行なっております。
素人が気軽に参加して副業感覚で取り組める点が、Uberの本業、自動車配車サービスと一緒。コロナで仕事が減ったタレントがやってみたりして一時期話題になりました。
素人が参加しているので、まあ色々トラブルもあるらしく、商品が溢れまくっていたり、猛スピードで走る自転車が接触事故を起こしたりと闇の部分もありますが、多様な働き方が選べるようになったという点では評価できると思います。
面白いのは配達員の皆様のいろいろなTips。
都心が稼げるので越境したり、自転車シェアサイクルを借りたり、電動自転車が姿勢をアップライトに保てて商品を切に運べるとか、原付キャピノーを借りるのもいいよとか、注文にすぐに対応できるようマクドで待機するとか、、、。配達する側も評価の対象になるので綺麗に商品を運ぶことがデリバリーの上では非常に大切だということなんでしょう。
出前館
出前館は結構歴史があるんですね。
2000年 10月 デリバリー総合サイト「出前館」をオープン
デリバリーのポータルサイト的な位置付けから、徐々に「シェアデリバリー」と呼ばれている、要は「配達機能をもつ業者」と「配達機能を持たない飲食店」をマッチングさせるわけです。面白いのは「配達機能」として新聞配達店(ASA)と連携しているということ。確かに昼とかは新聞配達のバイクは遊んでますからね。
『出前館』と新聞販売店「ASA」の協業店舗、関西でも展開 大阪府枚方市でシェアリングデリバリー™がスタート! | 出前館 | 株式会社出前館
あともう一つ面白いのは、飲食店や配達業者をサポートする「仕入館EC」というサイトを立ち上げていること。
飲食店むけには食材や容器を、配達業者にはレンタルのキャピノーを。
価格も、個別に購入するよりは交渉しやすくなるし、誰に聞けば良いかわからない業者は助かることでしょう。
今年になってCMでよくみるようになったので新しい企業かと持ったけど、なかなか地道に積み上げてきているなという印象を受けます。
特に今年はコロナ需要もあり、知名度と業績を一気にアップさせており、株価もすごいアップしてますね。
UberEatsと出前館を比べると
こうしてみると、よく同列に並べて比べられる2サービスですが、提供しているサービスは一緒だけど仕組みは全く違うことがわかります。
シェアデリバリーの拡大のしやすさという観点では、個人に頼るUberEatsより、活用できるインフラが広い出前館の方が、優位に立ってそうですね。デリバリーの品質についても配達のプロの方が優位だろうし。
コロナの影響で移動という概念が変わる中、どういう社会になっていくのか、食品のデリバリーがどう変化していくのか、しばらく気になりそうです。