数値化というと、ちょっと冷たい、キツイ感じのイメージがありますが、
この本が提唱しているのは、
・客観的に物事を見れる
・誤解をなくす
・感情と切り離す
という、数値化の3つのメリットを理解して、もっと数字でビジネスを語れるようにしようという点です。
私自身も、仕事では成果を数値化し、管理する立場なので、この本の内容には大いに同意できます。
何かができなかった成果の原因が「なんとなく、こんな感じです」
というコメントに対し、数値で分析すると、全然違ったところに問題点がある、
というのをなん度も経験しているので、
感覚や感情で判断して間違った判断をしないように数値化すべき、と思っています。
ビジネスの世界で数値化というと、人事評価が出てきます。
売り上げを上げた人が偉い
コストダウンの成果を上げた人が偉い
というのは、その通りではあるんだけど、
着実にかつ効率的に日常業務を回している人も、会社を回すためには大事な役割を果たしているだぞということが評価される、そんな評価の制度ができるといいなと思ってます。
プロの野球の世界でも同じような話がありまして、少し前に話題にした「セイバーメトリクス」がそれにあたります。
目立たないけど、着実に成果を上げているようなプレイヤー(野球だけでなくビジネスでも)にスポットライトが当たるようなに、数値で語れるスキルを磨いていきたいと思います。